部門紹介

検査科

検査科は採血、採尿された検体を扱う検体検査と心電図検査や超音波検査、脳波検査など直接患者様の検査を行う生理検査があります。当院検査科は国家資格である臨床検査技師15名(委託先9名)で検査を行っています。病院職員は患者様に接する生理機能検査を担当し委託先の職員は検体検査に従事しています。それぞれが専門性のある検査に対応できる技術や、精度の高い検査結果を迅速に報告することを目標に努力しています。そこで検査科は各種学会、講習会、研修会に参加し知識や技術の修得に取り組んでいます。
設備的には検体検査結果はもちろんの事、心電図、超音波検査も電子カルテとも連動し、診療で迅速に画像確認できるシステムが構築されています。これからも検査科は患者様の視点で心配りができる組織作りや精度の高い検査データを迅速に報告し、患者様の診断に役立つよう取り組んでいきたいと考えています。

各種認定資格
・認定超音波検査士   2名
・認定心電検査技師   1名

採血室

外来患者様の採血を検査科採血室にて行っています。
患者様から採取した血液や尿などの検体を用いて、生化学、血清免疫、血液、一般、検査を行っています。採血時について不明な点、不安な点がございましたら、ご遠慮なくスタッフにお申し出ください。

尿素呼気検査

胃内のピロリ菌の感染の有無を調べる検査です。検査薬を服用し服用前後の呼気を集めて診断します。お食事については検査前日夜9時までに食事をすませ、朝食は食べずにおこしください。喫煙は2時間以上前から、水分は検査1時間前から絶飲です。

生理検査

【心電図検査】
心臓が動く際に発生する電気信号をからだの表面から記録する検査で胸痛、息切れ、などの診断や経過観察のために検査を行います。
【肺機能検査】
息を吸ったり吐いたりして肺の機能を調べる検査です。
【長時間心電図検査】
動悸や胸痛などの自覚症状がある場合に携帯型の小さな測定器を体につけて、日常生活中の心電図に変化があるかを24時間記録します。
【血圧脈波検査ABI】
両手足の血圧、脈波を測定し動脈の血管の硬さや詰まりを評価するための検査です。
【脳波検査】
頭に電極を着け、脳が活動している時に発生する電気的活動を波形として記録する検査です。脳の活動状態やてんかんなど脳に関する病気を診断します。
【トレッドミル】
ベルトコンベアの上を歩いたり、走ったりしながら心電図を記録します。運動時の血圧、心電図の変化を記録する検査で狭心症等冠動脈の病気を見つけることができます。
【ABR】
新生児の聴覚検査のスクリーニングとしてAABR(自動聴性脳幹反応)の検査を行っています。

超音波検査

超音波とは人の耳では聞こえない高い周波数の音を体に当て反射を利用し画像化させて病気の有無を調べる検査です。
【腹部・体表(乳腺、甲状腺)】
健康診断や外来、入院患者様の肝臓や胆嚢など各臓器の内部の様子や腫瘍の有無など異常がないかを調べます。お食事については検査前日の午後9時以降から検査終了まで飲食しないでください。(乳製品は厳禁です)飲水は朝6時まで少量ならかまいません。 当院には公益社団法人日本超音波医学会が認定している超音波検査士が在籍しています。
【循環器(心臓、血管)】
心臓の大きさや機能、弁の状態、動脈や静脈などの血管内に血の塊ができていないか、血液の流れが悪くないかなどを調べます。

病理検査

病理検査は手術や内視鏡検査で出た組織標本を顕微鏡で観察し、病理専門医が確定診断をします。
病理医による診断までには数工程(3~7日間)で熟練した検査技師が作業を担当し責任を持って標本作製を行っています。

検体検査

検査センターに委託検査をしています。検査室に大、小合わせて10台ほどの機器を導入し、60項目以上の検査を必要に応じ24時間体制で救急医療に対応できるように稼動します。迅速に結果報告できる体制を整えています。
電子カルテや各検査機器と連動させ、信頼性と迅速性を両立させた検査室を構築しています。

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